ご家族とやさしい時間を過ごす旅
2016年4月9日~10日
兵庫県淡路島
家族一緒に温泉へ行き、ご両親にごちそうと温泉を堪能していただくこと。
長尾明子様(40代、ご長女でありお申込者様)、ご主人様(50代)、岡雪子様(40代、ご次女)、ご主人様(40代)、本田義文様(70代、姉妹のお父様)、本田治子様(70代、姉妹のお母様)、トラベルケア アテンダント(以下TCA 女性)
あきらめていた家族旅行を、もう一度。
2016年1月、「今夜のラジオを聴き、こんな旅行会社があるのだと知りました。私たちだけではなかなか介護が難しく旅行は諦めていましたが、もし行けたらとても喜ぶと思います」と長尾様から初めてのメールをいただきました。長尾様のご要望は、「具体的には考えていないんですが、要介護5の母と要介護2の父は二人とも特別養護老人ホームにいます。元気なときは温泉によく行っていたので、温泉のある宿でゆっくりごちそうを食べて温泉に浸からせてあげたい」。
少しドキドキしながら、出発・・・
長尾様ご家族のご旅行は、ご両親のお身体に負担が少ないようにと、お住まいから近い淡路島。お父様の義文様は持病がおありですが歩行はしっかり、お母様の治子様はパーキンソン病のため車いすをお使いです。今回は治子様のサポートをさせていただきました。 車2台に分乗し、お花好きのお母様に是非と立ち寄られた淡路夢舞台にある「奇跡の星の植物館」。治子様の緊張も徐々にほぐれ穏やかな表情を取り戻され、義文様が話しかけられご一緒に休憩されてと、とても仲睦まじいご様子。
温泉もお食事も満喫!
宿泊先の「ホテルニューアワジ ヴィラ楽園」は和洋室にリビング、デッキには温泉露天風呂があり、目の前には大きな海が広がります。ご到着後、治子様は早速ご入浴。お身体が不自由でも安全に入浴できる設備が整っている家族風呂にも温泉がひかれていて、のんびりお湯を楽しまれました。お部屋に戻れば、ベッドの位置が少し変わっていて・・・。治子様のケアがしやすいようにと明子様、雪子様のご主人様が移動させてくださいました。夕食までのひと時休まれた治子様は、目が覚めて気分が悪いとおっしゃいましたが、水分をとり落ち着かれました。その後の久々の家族水入らずのご夕食は、ほとんど残さず召し上がられ、家族団らんのひと時を楽しまれました。
「また一緒に行こうね。いっぱい行きたいとこあるわ!」
一夜明け治子様はお顔色もよく、爽やかな朝を義文様と熱いコーヒーで、そしてご朝食は娘様たちとバイキングを楽しまれ、ご家族と和やかに過ごされました。その後、昼食に立ち寄った色とりどりの花で飾り付けられている「淡路ハイウェイオアシス」では、義文様が治子様に優しく語りかけられるお姿がありました。無事お住まいに戻り、「また一緒に行こうね」と言ってくださった治子様。「次はどこへ行きましょう」とお尋ねすると、「いっぱい行きたいとこあるわ!」と満面の笑顔で答えてくださいました。
編集後記
ご両親想いの素敵な娘様ご夫婦。皆様の愛情が行き交う楽しい二日間でした。今回のご旅行が、楽しい思い出とともに、次の目標や楽しみをお持ちになるきっかけとなることを願っています。